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Human Interface Symposium 2006 発表
「モバイル体験を繋ぐ情報モデルの情報探索インタフェース提案」

宮南雅也、藏野文子、鶴本顕一郎

背景・目的 システム概要 特徴 今後の課題 (メモ) デモ・資料

背景・目的

写真:発表の様子

カメラ付携帯電話の普及に伴い、普段のなにげない日常の中で見つけた情報を映像や音で記録し、 コミュニケーションをとることができるようになった。
しかしこれらの情報は、電子アルバム等の形で整理される事も少なく、 後からの検索性、参照性に乏しいものとなっている。

そこで、カメラ付携帯電話やモバイル端末で記録しているちょっとしたメモや 友人に送るちょっとした口コミ情報を集めて共有/閲覧するためのモデル提案、システムの実装を行い、 HIS2006 で対話発表を行った。


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システム概要

説明図:システム全体構成図 写真:AUケータイで表示している様子
写真:NintendoDSブラウザで表示している様子

  • 登録
    • GPSカメラ付き携帯電話で写真を撮影・位置情報をEXIFで写真に埋め込む
    • メール添付で所定のメールアドレスに送信、その際メール本文にコメントを書く
  • サーバ側の処理
    • メールサーバからメールを受信
    • メール本文に対し形態素解析を行いキーワードを取得
    • メール添付画像について、画像処理、EXIFから撮影時間、GPS情報を取得
    • これらの情報をデータベース(PostgreSQL)に登録
  • 参照
    • PC上では、GoogleMaps API を用いて地図を表示し、情報の検索・閲覧を行う
    • GPS携帯電話では、アクセス時に現在位置を取得し、周辺情報の検索・閲覧を行う
      ※ケータイではまだ地図が表示できないが、NintendoDS ブラウザなら可能

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特徴

昨年度のモデルでは、ソーシャルネットワーク的な側面が強かったが、今回のモデルでは、

  1. 携帯端末で登録/閲覧できる (その場で周辺情報を取得できる) <- 位置情報を扱う
  2. その場で情報の登録を完結できる <- あとからのキーワード付け等を必須としない
  3. サービス提供者からの情報ではなく、利用者からの情報を集めて共有する <- 前回モデルと共通

点に重点を置き、モデルの検討を進めた。

説明図:PC画面イメージ

(1) 場所、時間、人等による絞り込み -> インフォーマルな情報の集積/情報過多に対応

複数人で情報を登録していく場合、特に店舗等が密集する街中では情報過多になってしまうおそれがある。 本モデルでは、場所(○m四方)、時間、人の関係(自分が撮影したもののみ、知人友人まで、全て)、形態素解析により得たキーワードにより絞り込みを行えるようにした。

  • 最近登録された情報を、広い領域(位置範囲)で調べる
  • 特定の狭い領域での、時間変化を調べる (定点観測)
  • 撮影された時間帯(朝、昼、晩)による領域情報の変化
  • 赤の他人ではなく、ある程度信頼のおける友人からの情報だけ閲覧する
  • 特定の日付、時間帯を指定することで、特定のイベントについての情報を取得する

といった情報探索が可能である。

(2) タグクラウドの提供 -> テキストによる周辺情報の俯瞰

上記絞り込みを行った状態で、該当する情報からタグクラウドを形成することで、 任意の領域に登録されている情報をテキスト情報で俯瞰できるようにした。
これにより、一度に表示できる情報量に制限のあるケータイでの俯瞰情報の閲覧、 また検索キーとして利用できるようにすることで、特に高齢者で問題にされがちな、 携帯電話での入力負荷の軽減をはかった。

(3) 利用履歴の活用 -> 入力負荷軽減、ユーザ毎の趣味趣向の反映

自分が登録/参照している情報からキーワードを抽出し、検索キーとして利用できるようにした。 先に挙げた携帯端末での文字入力の負荷軽減に加え、ユーザの趣味・趣向から情報を探しやすくするためである。

(4) メタ情報の提供 -> RSS による未来検索

先の絞り込み条件に該当する情報は RSS (RSS 2.0形式) によっても提供される。 これにより、ある特定の地域・キーワードを持つ情報を、検索時点だけではなく、 その後に渡って、再度検索を行うことなく取得することができる。
また RSS というメタ情報を扱う一般的な形式の XMLで情報を提供することで、 個人のブログへの移植や、RSSアグリゲータで取り扱う等、情報の転用が容易となる。


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今後の課題 (メモ)

  • 移動時にその都度検索を行うのではなく、検索条件を呼び出した状態で、利用者が場所を移動した時、バックグラウンドで自動的に検索を行い、該当するものがあれば利用者にメールで知らせるというような、プッシュ的な情報提示のモデル実装。
  • 前回のモデルと比較して、インタフェースとして「とりあえず触ってみたい」と思ってもらえる要素が希薄なので、前回のモデルと今回のモデルをうまく繋げていく。
  • 任意の情報のグループ化機能 -> 〜旅行記とか
  • (本来のコンセプトと多少ずれるが)任意のキーワード、コメントの後付け -> 情報の意味の精度を高めるため
  • 任意の検索条件の保存機能、プリセット-> フィルタ (例:グルメフィルタ = おいしい、美味、うまい...)

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デモ・資料等

お試しアクセス
(http://www.softdevice.co.jp/~web/his2006/index.html)


  • 京都北山、岡山倉敷周辺で情報を登録しています。直接アクセスはこちらから
    京都・北山周辺
    岡山・倉敷美観地区周辺
  • AU の GPS携帯電話をお使いの場合、現在地を取得できます。「guest」でアクセスして下さい。
  • Map Server を用いた mobile map は、現在詳細データがまだ入っておりません。
  • ケータイのGPS値をそのまま使用しているので、誤差がある場合があります。また登録されている内容についての保証はありませんので、ご了承下さい。
  • Firefox 1.5, Safari 2.0 以降対応です。MSIE ではまだ動作しません。MSIE に対応しました。
  • すごく遅いですが、NintendoDS ブラウザでも見られるはず...

「モバイル体験を繋ぐ情報モデルの情報探索インタフェース提案」ポスター資料 [PDF形式、4.2MB]



更新履歴

  • 2007.6 :GoogleEarth でブラウズできる kml 書き出しに対応しました。
  • 2007.3: PSP 対応の RSS 書き出しに対応しました。
  • 2007.2 :MSIE6 以降に対応しました。

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